【上達の近道】カウンターフォークリフトのコツを徹底解説【特徴と注意点】

乗り方のコツ

カウンターリフトが苦手。

車体感覚が掴めない。

コツが知りたい。

✔︎カウンターリフトが苦手で『車体感覚を掴みづらい』と感じる人は、

  • 作業現場に大きさの違うカウンターリフトがある
  • ツメの長さが違うカウンターリフトがある

1.5トンから3.5トンなど大きさの違うカウンターリフトがあり、どちらかが苦手な場合があります。

・でかいリフトの感覚が分からず、乗るのが怖い
・特に、狭い場所に入れるか入れないかの判断が出来ない

✔︎入れるか入れないかの判断ポイントは、

『車体全長分の広さがあるか』です。

車体全長分のスペースがあれば、入ること・出ることができます。

僕はリフト歴10年以上です。初心者の頃、カウンターリフトは『座れるのでいいなぁ』と思っていました。

しかし、実際に操作して見ると『時間を忘れるほど集中する』ので、腰が痛くなることもありました。
コツを掴むまでは、なかなか座って楽はできませんでした。

✔︎この記事では、カウンターリフトが上達するための『操作のコツ』を解説します。

この記事を読めば、カウンターリフトを安全に運転するコツが分かります。

担当カウンターリフトの『特徴と乗り方』

 

カウンターリフトはどれも同じに見えますが、動力が2種類あります。

✔︎チェックポイント【動力は何か?】

・エンジン車
・バッテリー車

動力によって、『クセが違う』ので

注意点を解説します。

『エンジン車』と『バッテリー車』の違い

✔︎エンジン車とバッテリー車の『違い』は動力です。

つまり『動力』を伝達する『アクセル』操作にコツがあります

  • エンジン車のアクセル➡︎反応がよく、繊細な操作が必要
  • バッテリー車のアクセル➡︎むやみに全開にすると、電力が消耗する

エンジン車の、アクセル操作のコツ

✔︎エンジン車はエンジンの回転数を一定に保つことを意識します。

こんなイメージです。

・移動時、エンジン回転数は『2000回転』位
・ツメを上げるとき、エンジン回転数は『4000回転』位

むやみにエンジンを吹かすのは、燃料の無駄です。

エンジンの騒音で、『周囲の危険』に気づきにくいです。

バッテリー車の、アクセル操作のコツ

✔︎バッテリー車はエンジン車よりパワーが少ないです。バッテリーが切れると、充電に時間がかかります。

・常に『全開のアクセル操作』だと、電池の消耗が早い
・ぶっちゃけ全開でも半分のアクセルでも、作業速度はあまり変わらない

アクセルを『スイッチ的』に扱うと、効率が悪いです。無駄な電力を使ってしまいます。
スイッチ的➡︎全開で踏む(ON)か、踏まない(OFF)かの2択しかない。

バッテリー車はエンジン車より遅いので、アクセルを踏みたくなります。
常に全開だと、すぐバッテリーがなくなります。

一度アクセルを『半分ちょっと』で運転してみることを、オススメします。
多分、作業速度はあまり変わらず、『バッテリーの持ちがよくなる』ことに気づくはずです。

カウンターフォークリフトの『操作のコツ』

 

✔︎カウンターリフトは、リーチリフトと『運転席の位置』が違います。

  • カウンターリフト➡︎運転席が、左寄り
  • リーチリフト➡︎運転席が、右寄り

✔︎カウンターリフトのツメは、左から確認しやすいです。

ツメを、地面と平行にする『3つのコツ』

✔︎荷物をすくうとき、フォークリフトのツメを『地面と平行』にします。

ツメを、地面と平行にするコツ

  1. ツメが、地面に近いと合わせやすい
  2. ツメが『目線の高さ』だと、合わせやすい
  3. バックレストを、地面と垂直にして合わせる

地面に近いところで合わせる

✔︎ツメが地面に近いと、目視で合わせやすいです。

・ツメが下にある時、地面と平行に合わせやすい

低い荷物をとるときに向いている

目線の高さで合わせる

✔︎ツメが目線の高さだと、目視で合わせやすいです。

・ツメが目の高さに来たとき、合わせやすい

高い場所の荷物をとるときに向いている

バックレストを、地面と垂直にして合わせる

✔︎ツメが見えないとき、バックレストかマストで合わせれます。

・バックレストかマストを『地面に対して垂直』に合わせると、ツメも平行になる

✔︎この3つのポイントで確認できます。

リフトから下りて確認し、感覚を掴みます。

カウンターリフトの注意点

雨の日のブレーキ

カウンターリフトのブレーキは、ドラム式です。

✔︎雨の日のブレーキに注意

・ドラムブレーキは、水が入ると『効きが唐突になる』
・ブレーキパッドが、水分を吸って『効きが唐突になる』

意図せず急ブレーキになってしまうので注意が必要です。

濡れた路面を走ると『ブレーキが唐突』になります。

左足でブレーキを踏む理由

カウンターリフトは『左足用のブレーキペダル』がついています。

✔︎左足でブレーキを踏む理由

・エンジン車のツメを上げるとき、エンジンを吹かすから

理由はこれだけですが、リフト操作の微調整が可能なので『左足ブレーキをマスター』することはオススメです。

持ち上げる重さの限界

✔︎カウンターリフトは前輪を軸にした『天秤』です。

リフトのウェイトと荷物の重さでバランスが取れています。バランスが崩れると危険です。

✔︎バランスが崩れる状況

・許容重量を超える
・荷物が天秤の中心から離れる
・重い荷物を高く揚げる
フォークリフトの『許容重量』『荷重中心』を説明する『荷重曲線』を理解すると安全に作業できます。
➡︎リンク

 

まとめ

 

カウンターリフトは運べる重さで車格が変わります。

✔︎カウンターリフトの車格が変わると、

・旋回範囲が変わる
・狭い場所に入れない場合がある

特に、旋回範囲を把握しないと危険です。

狭い場所に入り、荷物を持つと抜け出せないこともあります。
車体感覚を掴むことが重要です。

車体全長分の広さがあるか、確認する

カウンターリフトの特徴と注意点を知り、安全作業をしましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

それでは『ご安全に』

 

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