未経験OKのリフト職で冷凍倉庫(冷蔵倉庫)ってどうなんだろう?
・メリットとデメリットは?
・寒いくらい大丈夫だろう
未経験OKで敷居が低いのが最大の魅力で、デメリットが分かっていても迷うこともあるでしょう。
恐らく寒くて大変、体を壊すかもしれない、と言う懸念でしょう。
ボクのフォークリフトのスタートは冷凍倉庫でした。免許も持たず、入社してから自分で免許を取得すると面接で言いました。今から思えば会社に費用をだして貰えばよかったです。そしてもう冷凍は絶対しません。
この記事では、冷凍倉庫がおすすめでない理由を解説します。一番の問題点は健康面です。長く続けるほど健康に悪影響があると思います。
この記事を読むと、魅力的に見える冷凍倉庫の求人の裏側が分かります。
※とはいえ冷凍で何年も勤めている人がいるのも事実です。カラダが強いか不調をきたしても我慢しているのかも知れません。
おすすめでない理由は、体に負担がかかること
温度差の激しい環境では、思いのほか体に負担があります。体調を崩す場合もあります。
温度差が50度あることも
冷えるというリスク
体が冷えると血流が悪くなります。免疫も下がります。筋肉がこわばり腰痛、関節痛がひどくなります。
冷凍倉庫の場合、冷えで頭痛になったり、霜焼け、腰痛、温度差で体がダルくなることがよくあります。
人は体を温めて健康維持します。冷えるとどうしても具合が悪くなります。体を冷やすリスクが存在します。
冷えは万病のもと
夏場が過酷
実は夏場の方が過酷です。
夏でも涼しい倉庫で!暑い夏だと涼しいのはメリットです。
しかし実際は0度からマイナス20度での作業です。
マイナス20度は涼しくないです。
この温度差が問題。人間の体は対応できないのです。
我慢して、徐々にダメージをうけます。
リフトの難易度・危険度が高い
リフトの職種の中では難易度が高いテクニカルな分野です。
冷蔵倉庫のスペースは限られています。物量が多いとさらに難易度が高くなります。
同時に危険度も高いです。
荷扱いが特殊で、滑ったり滑らなかったり、溶けて荷姿が変わったりするからです。さらに重量が大きいと荷の動きがよみづらいです。
床が濡れていたり凍っている場合もあり、リフトが滑ります。
リーチは滑るとブレーキがききません。
冷凍倉庫の種類
冷凍倉庫には3種類あります。
低温バースで荷物を仕分けして、低温・冷蔵・冷凍倉庫へ格納します。
低温倉庫
定温倉庫・ドライとも言われます。
倉庫内温度は、10度〜マイナス2度未満。
チーズなど温度を一定に保つもの
冷蔵倉庫
チルドとも言われます。
倉庫内温度は、マイナス2度〜マイナス20度未満。
野菜・果物・チョコレートなど
冷凍倉庫
フローズンとも言われます。
倉庫内温度は、マイナス20度〜マイナス30度未満。
冷凍肉・魚介類・アイスクリームなど
これらの倉庫を行ったり来たりします。
メリット・デメリット
過酷な職場ですが、メリット・デメリットを解説します。
メリット
未経験歓迎が多いこと。
テクニカルでリフトが上達すること。特にリーチが上達します。
実際に冷凍ではたらくリフトマンは上手な人が多いです。上手な人に教えてもらうのが上達への近道です。
未経験歓迎は魅力。
デメリット
温度差がしんどい。
体が冷えるリスクがある。
速度感がいる。
未経験でスキルを磨くにはいいですが、できれば避けたい。やはり温度差が結構こたえます。
速度感は車速ではないです。凍った荷物が溶けないよう段取りしないといけないことと、冷凍倉庫にあまり長く入っていると凍えるからです。
溶けるとダメになる荷物も。
僕は主に1箱30キロほどの、凍っているカートンを扱っていました。重量がある割に凍っていて滑りやすいです。
とにかく寒い
倉庫内では鼻水が凍るほど寒いです。
冷凍倉庫内に入っている時間は決められています。しかしやむを得ず長時間入る場合もあります。
棚卸しとか・・・
寒いのは平気!って方もいるでしょう。
しかし他に選択肢があるのなら避けた方が無難だと思います。
まとめ
辞める前提で経験を積むにはおすすめです。
長く務めるのは健康面でおすすめではないです。
防寒着が支給されても体の芯から冷えます。
冷凍倉庫を経験した僕の結論、仕事は常温なだけで幸せです。以降、冷凍はやっていません。
常温倉庫では、夏は暑くて冬は寒いのが普通です。
季節感のない人工的な温度管理下の冷凍倉庫では、体の負担は思った以上に大きいと感じました。
ここまでありがとうございました。
それではご安全に!
コメント